日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野

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入局案内

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教育体制

#血液・腫瘍班の教育体制

研修期間

板橋病院で3ヶ月間

指導医

谷ヶ﨑博、下澤克宜、金澤剛二

研修期間中に学ぶ事(手技も含む)

対象疾患について
小児がん(急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、神経芽腫、横紋筋肉腫、 肝芽腫、腎芽腫、骨肉腫、ユーイング肉腫、PNET、胚細胞腫瘍、脳腫瘍など)、ランゲルハンス細胞組織球症、再生不良性貧血、先天性赤芽球癆、溶血性貧血、鉄欠乏性貧血、血小板減少性紫斑病、血友病、フォンビルブラント病、血球貪食症候群、顆粒球減少症、先天性免疫不全症など

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特色

01小児科・小児外科・脳外科・整形外科・泌尿器科・放射線科等と協力して小児がんに対する 集学的治療を積極的に行っています。各科が参加して定期的に開催される腫瘍カンファレンスでの検討に基づき治療方針の決定を行っています。各専門領域の医 師たちと共同して診療に当たる集学的医療のマネージメント方法などの実際について研修します

02板橋病院は、東京都小児がん診療病院に指定され、小児血液腫瘍・小児がんの治療を行っています。また、骨髄不全に対する免疫抑制療法、先天代謝異常症に対する移植治療を行っています。それらの計画・実施・評価・有害事象に対する支持療法などを研修します。また、外科療法や放射線療法の実施時期や計画について研修します。毎日指導医とともに受け持ち患者についての検討会を行い、また週に1回の血液腫瘍患者症例検討カンファレンスで治療方針の決定法や患者の状態の評価法などについて研修します

03小児病棟に2床の無菌室が有り、造血細胞移植療法(自家、血縁、非血縁、臍帯血)をこれまでに約200例以上行っており、造血細胞移植を受けた患児の管理法について研修します

04患児に最適な治療を提供するため、倫理委員会の承認を受け、詳細な病態解析(遺伝子解析、細胞を用いた実験)をリサーチセンターで行なっています。症例研究を通して、分子生物学や細胞生物学の基礎的な手技や知識を学ぶことができます

05全国的多施設共同臨床研究グループに属し、各種の特定臨床研究を実施しています。全国規模での臨床研究の意義やその実際のマネージメント法あるいは臨床試験の作成法などを研修します

06小児血液腫瘍疾患罹患時の精神的および身体的疼痛緩和医療について研修します

07小児血液腫瘍疾患患児の終末期治療や家族のサポートについて研修します

08小児血液腫瘍疾患経験者に対しては長期フォローアップ専門外来を開設し、内科とも協力して診療を行っています。治療が終了したこれらの患児の種々の長期的な問題点につき研修します

09入院中の子供たちへの保育や学校教育について研修します。患者家族の会やボランティアのグループを通じて、患児と彼らを取り巻く家族や社会との問題についてのマネージメントについて研修します

10日本がん治療認定医機構認定教育施設に認定されていますので、日本がん治療認定医取得のための研修ができます。また日本血液学会認定施設に認定されていますので、血液専門医取得のための研修ができます

11診療・研究の成果は、国内主要学会や国際学会で積極的に発表し、邦文雑誌や英文雑誌に投稿します