日本大学医学部小児科学系小児科学教室

小児精神・神経班

診療方針

小児救急を特色のひとつとする板橋病院、日本大学病院の2附属病院では、けいれんや意識障害の救急搬送を日常的に受け入れています。特に板橋病院では、1次から3次までの救急を受け入れていることから、救命センターや救命・総合診療班と連携して、けいれん重積や意識障害を初発症状とする軽症から重症までの多彩な神経救急疾患の診療を行っております。
また、神経外来では救急受診やご紹介いただいたけいれん性疾患や、起立性調節障害、運動やことばの遅れ、集団行動の困難など、日常生活で困り感のある多様な患者さんに対し総合的に判断し対応できるように心がけています。
最近は発達障害への関心が社会的に高まっており、初診まで数か月の予約待ちになる専門機関は珍しくありません。しかし、当院では臨床心理士とともに小児神経を専門とする医師が発達障害の診療も担当しています。心理外来では、発達の心配のある患者さんの面談を行い、医療の介入が必要な患者さんのアセスメントと集団へ適応できるように環境調整を行っています。その中で必要性がある患者さんには療育施設への架け橋として、小集団でソーシャルスキルトレーニング(SST)やペアレントトレーニングや個別での音楽療法を行っています。
更に、当院では総合周産期母子医療センターがあり、新生児医療と密接な関わりを持ちます。故馬場一雄教授が基礎を築いた本学の新生児医療には歴史があり、周生期に発症する様々な病態、重症心身障害児の長期医療ケアにも長い経験があります。嚥下や呼吸に生じる合併症に対しては小児外科や耳鼻科と連携し、病児と家族のQOLに配慮したケアも行っています。

今年度の診療スタッフ(2016.4現在)

氏名(卒年・大学) 役職 所属学会など
渕上 達夫
(S55 日本大卒)
診療教授
日本大学病院小児科科長
小児神経専門医、小児心身医学会認定医、日本臨床神経生理学会認定医、インフェクションコントロールドクター(ICD)、身体障害者(肢体不自由)診断指定医、子どものこころ専門医、臨床研修指導医
藤田 之彦
(S55 日本大卒)
教授
医学教育企画・推進室室長
小児神経専門医、日本てんかん学会専門医・指導医、 日本リウマチ学会リウマチ専門医、インフェクションコントロールドクター(ICD)、身体障害者(肢体不自由)診断指定医、子どものこころ専門医、臨床研修指導医
小平 隆太郎
(S60 日本大卒)
兼任講師 小児神経専門医、臨床研修指導医
荒川 千賀子
(H6 富山医科薬科大卒)
兼任講師 小児神経専門医、身体障害者(肢体不自由)診断指定医、臨床研修指導医
冨尾 則子
(H8 日本大卒)
研究委員 臨床研修指導医 子どもの心相談医
福田(遠藤)あゆみ
(H13 日本大卒)
助教 小児神経専門医、日本臨床神経生理学会認定医
(脳波部門)、身体障害者(肢体不自由)診断指定医、
臨床研修指導医、板橋区学校医(精神科)
石井 和嘉子
(H14 日本大卒)
大学院生 小児神経専門医、身体障害者(肢体不自由)診断指定医、臨床研修指導医
河村 由生
(H15 信州大卒)
助教 小児神経専門医、日本臨床神経生理学会認定医
(脳波部門)、身体障害者(肢体不自由)診断指定医、
臨床研修指導医
桃木 恵美子
(H16 日本大卒)
専修指導医 身体障害者(肢体不自由)診断指定医、臨床研修指導医
窪田(中島) 園子
(H20 日本大卒)
専修医 身体障害者(肢体不自由)診断指定医
木村かほり
(H20 日本大卒)
専修医 身体障害者(肢体不自由)診断指定医
伊藤 公嗣
(H20 日本大卒)
専修医
(出向中)
川口 忠恭
(H20 日本大卒)
専修医
春日 悠岐
(H21 日本大卒)
専修医
米沢 文恵
(H21 日本大卒)
専修医
(出向中)

疾患リスト・入院実績

<外来の疾患リスト>

  • 神経疾患
    • 熱性けいれん
    • てんかん(ウエスト症候群など難治性てんかんを含む)
    • 起立性調節障害
    • 急性脳炎、脳症、脊髄炎
    • 髄膜炎
    • 脳梗塞
    • 急性散在性脳脊髄炎
    • 多発性硬化症
    • 視神経炎
    • ギランバレー症候群
    • 顔面神経麻痺
    • 急性小脳失調
    • 重症筋無力症
    • 周産期脳障害
    • 21,13,18トリソミーなど染色体異常
    • 限局性皮質形成異常・滑脳症・全前脳胞症など先天性脳奇形
    • 22q11.2欠失症候群(心疾患手術後)
    • 再生不良性貧血、白血病、Hunter症候群など(移植後)
    • ミトコンドリア病(Leigh脳症、MELAS、慢性進行性外眼筋麻痺症候群(CPEO))
    • 脊髄性筋萎縮症
  • 発達遅滞・発達障害・心身症他
    • 心身症(神経性無食欲症含む)
    • 自閉スペクトラム症(PDD)
    • 注意欠如・多動症(ADHD)
    • 限局性学習症(LD)
    • 精神発達遅滞
    • 言語発達遅滞
    • トゥレット障害
    • 被虐待児

入院の内訳

2013年 2014年 2015年
けいれん性疾患 有熱時 74 71 87
無熱時 18 55 21
脳炎・脳症,脊髄炎 11 26 7
心身症  9(3) 18(4) 8(6)
その他 32 4 13
144 174 136

※心身症の( )内は神経性無食欲症の患者数

<心理外来>

2013年 2014年 2015年
心理外来 1088 1032 1161
SST 390 312 126
ペアレントトレーニング 80 110 82

※SST:ソーシャルスキルトレーニング

<音楽療法>

当院では2005年から音楽療法士(日本音楽療法学会認定)3名による音楽療法を行っています。主に2歳から6歳の発達に遅れや偏りのあるお子さんを対象として週1回、個人セッションを中心に実施しています。発達・コミュニケーションの促進を主な目的としています。ハンドドラム、チャイムバーなど様々な楽器や課題に合わせて作成したオリジナル曲などを使用します。

神経専門外来のご案内

日本大学板橋病院
午前 午後
福田あゆみ(隔週第2、第4・要予約)
石井和嘉子(隔週第1、第3・要予約)
藤田之彦(要予約) 荒川千賀子(要予約)
藤田之彦(要予約)
福田あゆみ(要予約)
石井和嘉子(要予約)
河村由生(要予約) 桃木恵美子(要予約)

 

日本大学駿河台病院
午前 午後
渕上達夫(要予約) 渕上達夫(要予約)
渕上達夫(要予約)
河村由生(隔週第2、第4・要予約)

富尾則子:SST・ペアトレーニング

専門医採用枠について

当医局では小児科専攻医について
13名の定員を設けております。
平成30年度の専攻医研修プログラムは現在当ホームページで掲載しております。
専攻医の募集は10月1日から
開始予定です。
(2017.9.10)

高フェニルアラニン血症

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